当院での感染対策について
こんにちは。
今日は当院で取り組んでいる感染対策についてお伝えしていきます。
こちらをお読みいだだくことで、少しでも通院の不安を減らすことができれば幸いです。
医療機関での感染対策
従来から医療機関ではスタンダードプリコーションといい、感染症の有無に関わらず「すべての血液、体液、分泌物、損傷のある皮膚、粘膜は感染性病原体を含む可能性がある」という原則に基づき、感染リスクを減少させる予防策を取ってきました。 コロナウイルスの蔓延により、院内感染を起こさないようにしながら医療機関としての役割を果たせるよう、多くの歯科医院では今まで以上に徹底した感染対策を行っております。感染症とは
感染症とは、細菌やウイルスが体内に侵入することで発症する病気のことです。 感染経路には母体から赤ちゃんに感染する垂直感染と、接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染による水平感染があります。接触感染
感染者に直接接触して感染するもの。伝染性膿痂疹(とびひ)、梅毒、淋病、破傷風など。飛沫感染
咳やくしゃみで飛び散ったしぶき(飛沫)を吸い込むことにより感染するもの。インフルエンザ、かぜ、百日咳、マイコプラズマなど。空気感染
空気中を漂う微細な粒子(飛沫核)を吸い込むことにより感染するもの。結核、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)など。媒介物感染
汚染された水、食品、血液、昆虫などを介して感染するもの。コレラ( 水 )、食中毒(食品)、ウイルス性肝炎(血液)、マラリア(蚊)など。当院での取り組み
感染症には様々な感染経路がりますが、それぞれの経路を一つ一つ遮断し診療を行うことが院内感染防止には大切です。 以下当院で行っている取り組みをあげていきます。- 高圧蒸気滅菌機の使用 使用後の器具には患者さんの唾液や血液などが付着しています。 これらの器具を高圧力、高温度の蒸気で隅々まで滅菌します。
- 超音波洗浄機 手洗いでは落とし切れない器具の細かな部分も、超音波で隅々まで洗浄します。
- マスクと医療用グローブの着用
- グローブは患者さん毎に使い捨て
- エプロン、コップも患者さん毎に使い捨て
- 治療器具は患者さん毎に交換し、滅菌・消毒
- 口腔外バキュームの使用による飛沫の防止
- 診療台や操作パネルなどのアルコール清拭
- 空気清浄機の設置
- 定期的にドアを開放して換気