歯科衛生士とは
こんにちは。
今日は歯科衛生士についてお話していきます。
歯科衛生士の仕事内容やなり方など、ご興味がある方は読んでみてください。
歯科衛生士とは
歯科衛生士とは、歯科衛生士法第1条より、歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的とした国家資格の職種です。
歯科医院でのクリーニングや歯石除去、歯磨き指導などを行うことで虫歯、歯周病の予防や進行の抑制をし、お口の中の状態を改善していきます。
その他にも診療補助や使用器具の滅菌、消毒など、仕事内容は多岐にわたります。
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士の主な業務は予防処置、診療補助、保健指導があり、これらは歯科衛生士の三大業務と言われています。
歯科衛生士のメインの仕事の一つである歯周病の予防や治療では、レントゲンや歯茎の検査をしながら歯石除去など必要な処置を行っていきます。
歯茎の検査のことを歯周検査といい、プローブという先端の細い専用の器具を使って歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間の溝の深さや炎症の有無、汚れの付着状況などを測定していきます。
歯肉炎や歯周病になると歯茎が腫れたり、歯を支えている骨が減り歯周ポケットが深くなります。
健康な歯茎では歯周ポケットの深さは1〜2mm程度ですが、4mm以上になると初期の歯周病、6mm以上になると重度の歯周病となります。
重度の歯周病になると歯がグラグラと揺れてきたり、痛くて硬いものを噛めなくなったりしてきます。
歯周病は国民病とも呼ばれ、成人の80%が罹患していると言われています。
歯を失う原因のトップは歯周病といわれており、これを予防、治療することは歯科衛生士にとってとても重要な仕事です。
基本的な処置は歯についている歯石という汚れの塊を除去すること、新しく汚れがつかないように歯磨き指導をすることです。
歯科医院でのプロフェッショナルケアと家でのホームケア、この両輪で歯周病を予防、管理していきます。
歯科衛生士のなり方
歯科衛生士は国家資格の職種です。
衛生士の資格を取るには衛生士学校を卒業し国家試験に合格する必要があります。
歯科衛生士の学校は専門、短大では3年、大学では4年制になっています。
勤務先は一般歯科や大学病院、総合病院、保健所、企業などがあります。
多くの人は一般歯科医院で働いている人が多いです。
歯科衛生士は勤務先によって仕事内容や勤務時間などは大きく変わってきますが、とてもやりがいがあり大切な職種です。
興味がある方はぜひ目指してみてください。