歯医者とは
こんにちは。 今日は、歯医者は何ができるのか、歯医者とは何かについてお話していこうと思います。
歯医者には歯を治すというだけではなく、いろいろな役割があります。
歯医者の役割、仕事内容や役割など興味がある方は読んでみてください。
歯医者の役割
歯科医師法第一条より、歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする、とあります。
治療をすることはもちろんですが、治療後の定期検診や妊産婦検診、1歳半、3歳児検診、保育園や幼稚園検診、学校検診などを行い問題がないかチェックしたり、クリーニングや歯磨き指導を行い今の状態から悪くならないよう、健康な生活を維持できるようにしていくことも歯科医師の大切な役割です。
他にも、塩酸や硫酸など歯やその支持組織に有害なガスが発生する場所や、蒸気又は粉じんを発散する場所で働く人に対して健康診断を行う産業歯科医師や、大規模災害や事故・事件などにより著しく損傷した遺体の身元を歯科所見によって確認する確認する警察歯科医など、様々な役割があります。
歯科医師の治療できる範囲
歯や歯茎、舌や顎骨、筋肉や嚥下機能など、下顔面領域の疾患やそこに現れる症状に対して治療を行うことができます。
具体的には、むし歯や歯周病の治療や入れ歯・詰め物・冠・差し歯などの製作と装着、歯並びの矯正、抜歯やインプラントなどの外科的治療に加えて口腔領域の良・悪性腫瘍などの治療も対象となります。
歯医者になるためには
歯医者になるには、まず歯学部に入る必要があります。
そこで6年間講義と実習を通して学び、卒業試験に合格した者は国家試験を受けることができます。
国家試験に無事合格できたら、歯科医師免許を取得して晴れて歯科医師になります。
歯科医師免許を取得したらすぐ独り立ち出来るわけではなく、1年は研修施設で研修医として学びます。
研修が終了して初めて独り立ちすることができるため、歯学部に入学してから歯医者として独り立ちするまでは最短7年という長い年月が必要です。
歯医者になったあと
晴れて歯科医師となり研修を終えたあとは各自好きな道へ進みます。
大半は大学病院や総合病院、歯科医院に勤めます。公務員として国や自治体に勤務したり、介護施設で入居者の口腔管理を行う人もいます。
また少数ではありますが、企業、メーカーに勤める人もいます。
このように歯科医師になるには長い年月が必要ですが、とてもやりがいがあり面白い職業です。
アメリカでは人気職業ランキングで常に上位にランクインしているほど人気な職業です。
残念ながら日本ではまだそれほど人気があるわけではありませんが、これから人気になってくる可能性はあります。
興味がある人はぜひ目指してみてください。